テキーラに出発
メキシコの酒と言えばテキーラ。テキーラでほとんど生産されているそうだ。
例えば、免税店に並ぶテキーラの産地は99.9%がグアダラハラ産テキーラだ。
後日メキシコ・シティの空港で確かめたら100%だったくらい有名なところ。
テキーラまでグアダラハラから車で約1時間。
周囲の景色が露骨にメキシコの田舎らしく変わる。
B'zのDon't Leave MeやMotelが似合いそうな雰囲気の中、路肩の大きなレストランで朝食にした。
Arandasの街
テキーラへ行く前に寄り道したところが、Arandasという街だ。
Arandasは小さな街だが、街の中心は洒落たきれいなところだ。
街の中心には、肌色の石が敷き詰められた広場があり、肌色の教会がたっていた。
この日は、快晴の空だったので、肌色がとても引き立てられてきれいだった。
特に土産物屋街は見当たらなく、静かなところだ。
しばらく、広場の周りを観光してテキーラへと出発した。
テキーラ工場見学
パイナップルようにツンツンさせた葉を地面から突き出しているのがテキーラの原料・アガベだ。
大きさはパイナップルなんぞ比べ物にならないほど大きい。
葉の背丈は1mはゆうにある。
やがて車が、アガベ畑のわきの赤土の道を進み、テキラー工場に到着した。
見学したのはESPOLONというラベルのテキーラを製造する工場だ。
実はこの工場で、フェルはアルバイトしているという。
田舎のお屋敷のような感じがする敷地にはいると、中年男性のマネージャーが迎えてくれた。
まずはテキーラ作りのプロセスをまとめたビデオ鑑賞だ。
このテキーラ工場は後発組のため、市場シェアはまだ低く知名度がない。
そのため品質管理を通常より2倍にし、高い品質のテキーラを出荷しお客さんを増やしたいとの事。
そのあと、工場内をフェルが案内してくれた。
アガベを蒸す巨大なオーブン、醸造中のテキーラがたっぷり入ったタンク、積み上げられた樽の山など。
ちなみに工場内は基本的に写真撮影禁止との事。
40分ほどかけて、ガイドは終了した。
再び、マネージャーが登場してパティオで昼下がりのランチタイムとなった。
テキーラと焼きたてステーキ・チョリゾー、サボテン料理をご馳走になった。
テーブル近くでコックさんがどんどん調理してくれるバーベキューがめちゃ美味。
2人組のおじさんも演奏しはじめ、開放感満点のランチというか早めのディナー。
テキーラの作法・種類
ショットグラスに注がれたテキーラ、塩をパラパラと振りかけたライムを片手に、ごくりと飲む干すのがテキーラの作法だ。
これ基本。またコーラとも相性がよい。サイダーでもOK。
また、一口にテキーラといっても数種類がある。
金色にみえる最高級のテキーラ、いわゆるプラチナグレード。
それ以外にも、ウォッカのような透明なホワイトテキーラなど。
味も、辛口度合も異なり奥が深い。
ホワイトテキーラは辛味が強く、メキシコでも流通が少ないせいか、ベニート・ファイレス国際空港の免税店で売られていたテキーラはほとんどが普通の黄金色したものだった。
テキーラ工場見学の締め括りにたんまりテキーラを飲んだあと、夕方からはまったりしたグアダラハラ最終日だった。
明日は朝のバスでグアナファトへ。一人旅開始。
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