チョリゾー
メキシコ人は1日の中、昼食がメインらしい。
だから時間を掛けて、どっさり食べる。その代わり夕食は軽めにする。
ダイエットにも効果ありそうな食習慣だと思う。
ところが、レストランで朝食を食べる度に、ものすごいボリュームが出てくる。
極端に言えば、その半分でもいいくらいの量だ。
この日はフェルの自宅だったが、母上お手製の卵料理・チョリゾー・トルティーヤをたいらげお腹満タン。
さて、日本でも酒のあてに出されるチョリゾー、実はこれメキシコソーセージ。
一般的に日本とカナダで売られるチョリゾーは、メキシコのものと違う。
メキシコのものはソーセージというより、そぼろをぎゅうぎゅう詰めにした感じだ。
だから、ぼろぼろと崩れやすい。チョリソー=辛いソーセージと思っていたので、ほうほうとディノーラの説明に聞き入った朝食となった。
バスの予約
朝食の後、後日行くグアナファトまでのバスチケットを買うために、バスターミナルへでかけた。
グアダラハラのバスターミナルは広い。見た目も田舎くさくない。
バス会社が寄せ集まったターミナルがいくつか集まっているので、どこへ入っていいのか迷ってしまいそうだ。
グアナファトまでの乗車券だけでなく、そこからメキシコ・シティまでの分もすぐに買えた。
ところで、メキシコ第二の都市・グアナファトだが、英語の通用率は低い。バスターミナルでも通じない。
トナラのマーケット
バス手配を追え、バスターミナルから車で約1時間のトナラへ出掛けた。
トナラの街の中心につくと、道路の両脇にずら〜と店が軒を並んでいた。
それが予想以上に店の数が多い、軽く1kmは続いていた。しかも道路の両サイドに。
車をおり、路上商店街の観光に費やしたのは結局3時間。
それでも、半分まわれたかどうかといったところだ。とにかく予想以上に店が多かった。
タコスやらの屋台、巨大なプリン(蜂がとまっていた)、陶器の食器、サボテンやマリアッチの置物、本物のサボテンや花、CDやビデオ、さらにはスパイダーマンのおもちゃまで幅広いラインナップ。
ここでサボテンの置物を買ったのだが、店によっては丸っこいマリアッチの人形とセット売りしているところが多かった。
ディノーラの交渉のおかげで単品(7N$)だけで買えた。あと子供が店番する店は、すべてばら売りはしていなかった。親にそう言われているのかな?とも思う。
トナラのマーケットにはガラス工房もある。
路上のマーケットをすすむと入り口がある広場のような一角にある。
公園のような広場でなく、店が軒を並べるところだ。一回りできるようになっており、その奥でガラス職人の仕事が見学できた。
観光客もそこそこいた。
トナラの路上市場は、そんじょそこらのアトラクションより楽しめたところだった。
めっちゃ歩きつかれたけど。
デジタルフォトサービス
トナラを出発した後、とあるショッピングモールへでかけた。
デジカメ用のメモリスティックが満タンになったため、写真屋でCD-Rに保存してもらうためだ。
旅先で、写真をとりすぎて経験する人は多いのでは?
メキシコでもデジカメのデータの保存サービスしている写真屋はありました。
デジタル写真で一杯になった128MBと256MBの2枚のメモリスティックをカウンターで預け、しばしショッピングモールを見学することに。
メキシコで一番写真を撮りたいと思ったのが、店の前で普通に銃を担いだセキュリティだ。
ありふれた光景だが、銃があるのとないのとでは全然違う。実際写真はとれないのだが、そういうセキュリティはごろごろしている。
ショッピングモールの中でも普通にすれ違った。
北米スタイルのショッピングモールはトロントやバンクーバーと似ていた。
メイド・イン・メキシコの格好いいデザインのシャツ(N$299)を買った。生地も薄くて丈夫だ。
フードコートやらで休憩して、写真屋に行くと3枚のCDにデータを保存してくれていた。1時間くらい掛かっていた。
LOS ARCOS
ショッピングモールを出て夕食に立ち寄ったレストランがLOS ARCOSだった。
シーフードやステーキの専門店で、料理も独創的で味もめちゃ美味い。
目移りしつつ、エビのベーコン巻きをオーダーした。
メニューに写真がないので、ウェイターが運んできた料理にはびっくりした。
バームクーヘンのように大きめのエビをひらいて何層にも重ねて、その外側をベーコンで巻いたステーキだ。
なんとも豪勢。エビ好きにはたまらない絶品。ほかのシーフード料理も超美味。
メキシコで一番美味い料理をたべた。
しかもこのレストラン、内装がお洒落。
一歩店内に入ると、白い壁の前にはライトなエメラルドグリーンの待合椅子が置かれ、壁には有名人の来店時らしき写真が掲げられている。
色調を落としたシックなオレンジ色のフロア、水色と白を基調にしたウェイターたちの服も色鮮やか。
テーブルの椅子もカラフルだが、明るさを程よく落とした照明のせいで店内はなんとも南国チックでいい感じ。
さらに、サービスもいい。テーブルサービスだけでなく女性客には一厘のバラをプレゼントしていた。
とにかくメキシコで入ったレストランの中で一番満足できたところだった。もうベタ褒め。
大満足のディナーの後は、フェル宅でまったりとDVDでも見ることに。
ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが熱演するショーシャンクの空を見るうちに、一同爆睡してしまった。
気づいたときは、2人がメキシコの浜辺で再会する少しまえのシーンだった。
フェルは連日のガイド兼ドライブで疲れているらしく、最後まで寝ていた。
日付が変わる前に、その日はベッドに入った。
明日は、テキーラでテキーラ工場見学へ。
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